2004-01-01から1年間の記事一覧

プロローグ

「ごきげんよう」 「ごきげんよう」 華やかに装った人々がさんざめきつつ挨拶を交わし、袖を触れ合わせて行き交っていく。 そびえ立つ柱、雲のかなたとも見まがう高さの天井に輝くのは無数のシャンデリア。 ざわめきの間をぬって、ときどき遠くからアナウン…

『劇場版 銀杏鉄道999』

第1章 Kステーション 祐巳−親友への思い− 謎の美女・祥子 山百合星雲へ 第2章 タイタン星〜迷いの星・冥王星 タイタン 桜の惑星 革命城へ 第3章 トレーダー分岐点 無法の街 大聖堂 革命城 第4章 惑星・祥子 姉妹化母星・祥子 大崩壊 別離、そして新たなる出…

ご無沙汰と新連載とコミケと年末のご挨拶

ご無沙汰のお詫びもとっくに滞り、日記が月記に、月記が隔月記と成り果てておりますこのごろ。それでも見捨てず、折に触れて来訪くださる心温かき姉妹たちに心からの感謝と、遅ればせながらクリスマスと、そして年末のご挨拶を。願わくは御母マリア、めでた…

ふう……sigh

ハードディスク交換で失敗してデータが全部吹き飛びました(T_T) おまけにWindows2000を再インストールする際に、 なぜか別のハードディスクのパーティションまで 道連れにされてしまいました(TT_TT)。 あ、むろんマリみてのテキストもすべて……。しかし何で16…

寒い

いきなり気温が下がりました。西日本の方々は大雨で大変なようなので、 それに比べればたいしたことはありませんが、でも肌寒い。 肌が真っ青になりそう……デスラー総統? 「実は僕は同性しか愛せない人間なんだ」 優さんの言葉に、祥子総統はしばらく呆気に…

やっとアップ

銀英伝長編、やっとアップしました。力尽きたので今宵はここまで……。あと指輪物語ニ篇をアップして、在庫はそれでおわりか。……999書こうっと。

sigh.........一葉落ちて天下の秋を知る

つかの間の夏が終わった……1000年に一度のつかの間の夏が。――ってのは嘘ですけど。でもつかの間の夏が終わったの。今日は有明に行きました。寒かった……。それは、露出気味の格好の私が悪かったのですが。コスプレスペースで殿方がやたらと群れ集っていたので…

珍しく日記になっているわ

三日シスターになりそうだけど。昨日、ヒマワリがどうのこうのとか書いて、書いた後で「さて、何でこんなことを書いたのだろう?」と考えて、考えて、やっと思い当たりました。アニメの『ベルサイユのバラ』ではじめの方に登場する、ルイ15世の寵妃、デュ・…

たまには日記らしく……

なんだかこういった題名をどこかで見かけたような気もしますが思い出せません。アップロードの続きをするつもりでしたが、少し延期……。週末かしらん。でも週末はコミケですしね。といっても日曜に出かけるだけですが。本サイトでも親しくしていただいており…

サクランの更新

いささか錯乱気味なのじゃ。わけのわからぬものをノリのままにアップして、しかもわざわざSSリンクにまで登録に行っておる。これはわらわが錯乱しているのだと考えるほかはあるまいぞ。サクランといえば『桜蘭高校ホスト部』4巻が出ていたので昨日買って読ん…

なぜか更新ができません

なんだかよく分からないのですが、昨日からホームページを更新して、銀英伝ページを作ろうとしているのですけど、肝心のFC2のページでログインができません。障害報告が上がっているというわけでもないみたいだし……どうなってるのかしらん。機会のある折にや…

わが青春の銀河鉄道

そういえば親離れを経験し、そして別離のときを迎えるこの二人の関係は、ちょうど『マリみて』で上級生が卒業し、スール関係が解消されるのにも似ているのではないでしょうか。それにマリみての登場人物たちも〈切れる〉ことはないですね。 え、なんですって…

鉄郎とメーテルの〈親離れ〉

鉄郎とメーテルの関係については、むかしからよく擬似〈親子〉関係だと言われることが多いし、物語上もそれを思わせるようなシーンや台詞が多々あります。が、この考え方には、反対とまでは言わずとも、少し注釈が必要なように思います。 先年発行された別冊…

原作の鉄郎は切れない

原作最終回の鉄郎は殴りません。罵りもしません。終着駅に降り立った鉄郎を出迎えた、案内人のメノウは、鉄郎に機械の体のカタログを示しながら次のように告知します。「女王プロメシューム陛下があなたを見込んで、惑星大アンドロメダを支えるネジにするよ…

罵る鉄郎、殴る鉄郎

『999』のクライマックスは映画か、テレビか、原作かで、筋の展開がかなり異なりますが、今日はそのうちで些細な演出にかかわる相違を取り上げてみようと思います。 テレビシリーズ最終回では、鉄郎はメーテルを罵ります。すなわち機械の体を拒絶した鉄郎は…

〈切れる〉ことのない鉄郎

ご無沙汰で、またぞろBBSを消してしまいました……申し訳なし。 今日は L'eau de rose の砂織さまと週末にお話していて思いついたことを忘れないうちに書き留めておこうと思います。

こういうものは酔ってる時の即興で書くに限りますね、素面だと書けませんわよ、ええ(T_T)

というわけで(?)女王プロメシューム:小笠原祥子、メーテルの父:水野蓉子に配役すると、

祥子は怒りのあまり震えを抑えられなくって。 だって、なんということかしら。 ――ロザリオは受け取れません? (この私にたてつく者がいたとは。この私に!) この私をだれだと思っているのかしら。 私は女王、小笠原祥子。 姉妹帝国の女王・紅薔薇のつぼみ…

例えば銀河鉄道999 第112話「青春の幻影 さらば999(前編)」

(鉄郎が機械化を拒否した旨の報告を受けて) 女王プロメシューム「この私にたてつく者がいたとは。この私に!」 (女王の手に持つペンダント、すなわちメーテルの父が口を開いて) メーテルの父「さすがは鉄郎だな」 女王「!……あなた」 父「やはり鉄郎はお…

【連載第1回】

1999年、東京。 高層マンションの、とある部屋。フォンの呼び出し音が鳴り響く。 福沢祐巳は目をこすりつつ、ベッドから起き上がって、 「……はあい」 せっかくいい夢をみていた、――ような気がするのだけど。 受話器をとると、からかうような声が耳に飛び込ん…

『1000年女王』第1章〈1000年に一度の桜の季節が……〉

1000年に一度の、 命のときがめぐってくる。 1000年に一度の、 1000年に一度の、 つかの間の春がくる。 「……また桜の季節がきてしまいましたわ」 「1000年に一度くらいのことが、我慢できないのかしら、この子は」 1000年に一度の、 命のときがめぐってくる…

全面改稿再出発することにしました。

再キャスティング(予定) 雪野弥生・1000年女王 /福沢祐巳 雨森 始 /松平瞳子 雨森教授 /柏木 優 夜森大介 /細川可南子 新女王 /福沢祐麒 セレン(1000年盗賊の首領) /島津由乃 ハンニバル(謎の怪人物) /鳥居江利子 ラーメン屋のおじさん、おばさん …

『功名が辻』

司馬良太郎の歴史小説『功名が辻』を読みました。時代は戦国末から徳川の初、関ヶ原の合戦後に土佐一国二十四万石の領主となって幕末まで続いた山内家の勃興を描いた小説。物語の語り手は山内一豊夫人の〈千代〉。一昔前なら貞女賢妻のシンボル賭して知られ…

《新わらしべ長者 1000年女王》――第2話『機械宮殿の女王』

私の名は蟹名静。 私のもうひとつの名前は、ロサ・カニーナ・プロメシューム。 人は私をこう呼ぶ、――1000年女王、と。ふだんの静は三色ラーメン堂のお姉さんで、筑波山天文台の臨時職員。 でも今日の静は、1000年女王として、関東平野深地下の機械宮殿にいた…

《新わらしべ長者 1000年女王》第2話

キャスト 弥生、1000年女王 /蟹名 静 指導者ラーレラ /佐藤 聖 夜森大介 /柏木 優

予定

週末に大幅改装の見込み、準備中。

『子羊たちの陰謀』第4話(完)

みんなしばらく沈黙していた。 由乃さまがソファの上の小さなクッションを手に取ると、しばらく両手でもてあそんでいたけど、やがて自治領主さまに向かってぽんと放り投げて、 「国璽を握っている松平候なら、先帝の委託と称して遺詔を作るのはたやすいこと…

BBS復活記念 『子羊たちの陰謀』第4話(完)

というわけで、とりあえず完結です。乃梨子の趣味が少し変化しておりますが、その辺は正式アップの際に、校正する予定です。序:http://d.hatena.ne.jp/rivegauche/20040318 第1回:http://d.hatena.ne.jp/rivegauche/20040319 第2回:http://d.hatena.ne.jp…

『天敵の多い光景』についての補足

以下は本人以外にはどうでもよい話で恐縮なのですが、これはもともと半年前、サイトを開く前に書いたものです。正確にいうと、去年の8月頃にはじめてマリみてを読んで(『涼風さつさつ』が出る前後くらいですか)、そのあと二週間くらいして『レイニーブルー…

……チャオソレッラと絡ますのは止めて、この書き出しのほうが良いかしら。

どっちでも同じだという天の声も聞こえ。どうせギャグだし(T_T)