ライナーノーツ――『もりもりと』追伸

音楽でもないのにライナーノーツとは如何に?――まあ、でも、こういうのを書くのも一種の音楽みたいなものかもしれませんし。編曲とかカバーとかいう感じで。

『もりもりと』アップ後、何度もあちこち手を入れています。間違いもあったし。いちばんでかいミスは加東景祐巳の呼び方「祐巳ちゃん」を「祐巳さん」にしていた(22:49ころ訂正)。原作『パラソルをさして』でも82ページで一回だけミスがあるんですが、そこ以外を読み飛ばしていたのね……

大きな入れ替えというのはないのですが、もう少し時間をおいて校正したほうが良かったかな。来てくださった方の時間によって、少しずつ違う部分あり。申し訳なく、反省しております……

祐巳の前での)弓子さんらしさって何なのかな。「笑顔を振りまいて」「ほほえんで」の他だと「紅茶をすすりながら目を細めた」「微睡むように目を細めた」とかかな。目を細めて笑うっていう描写は、他にあったか。こういう描写は通常だと、年上/年配の落ち着きのある人っていうイメージですか、普通は。

ネタ的には思いつきのレベルを越えにくく、ノリのままに書き下ろしたのですが、組み合わせ自体は悪くなかったか? ラインが引かれるのは、〈住む場所〉では〈弓子・景〉と〈祐巳〉の間。〈年齢〉で〈弓子〉と〈景、祐巳〉。〈リリアン生え抜き〉で切ると〈弓子・祐巳〉と〈景〉。エピソード的に今後拡充される可能性は小さそうなので、あんまりあれこれ猿知恵を働かせる余裕はないでしょうけれど、そのうちきちんと考えてみようと思います。