設定改変――『銀杏鉄道999』

黄薔薇さま』感想の続きを書こうと思ったのですが、何か全然別な話になりそうな予感。――まあ、いいのかしら?

というわけで上記の続きは少し措いて、ずっと迷っていたのですが、999の車掌さんと機関車の配役をセッティング、ないし改変しました。車掌は予定では可南子嬢に振るつもりだったのですが、クロス可能なエピソードがなさすぎるのと、その場合、エピソードの在庫において絡みの圧倒的に多い、初代薔薇さまをレギュラーに押し込む余地がなくなるので、躊躇して保留していたのです。999ってレギュラーは原則〈鉄郎、メーテル、車掌〉だけですからね。ただ三薔薇さま導入の場合、呼称の問題が引っ掛かってくるのですが、まあそこは何とかできると思うので。

ちなみに改変については『L'eau de rose』 http://sable.fc2web.com/ の Sable さんこと、砂織さまのご助言あり。謝意。

というわけでレギュラーに機関車と、あと〈謎の声〉を一つ増やすことで、三薔薇さま導入は解決しました。ちなみに〈メーテルのそばから時々聞こえてくる謎の声〉は、いちおうメーテルの父(であるペンダント)の声ということになっているのですが、原作だとこの他に、メーテルは母女王プロメシュームとトランクを通じて会話していることになっています(最終回『わが青春の銀河鉄道』)。

そうすると、本当は女王の声だってふだん、身辺から聞こえていても良かったはずなのですね。ただ実例はありません。このあたりは原作者自体が混乱しているようで(でなくとも混乱しやすいお方ですが(笑)、前半エピソードの一つ『プレーテッド・シティの魔女』でトランクの中から聞こえてくる声は語尾から推して〈男〉、明らかに父親の方だったりします。

ともあれオリジナル気味も含めての、設定大幅変更に伴い、112話を一時封印しました。エピソードを積み重ねた場合、いろいろ影響が出てくる可能性が高くなったので……。