2003-11-16から1日間の記事一覧

というわけで、

二つ目はもっと簡単な問題で、一人称文体における内面描写は、十中八九〈地の文〉を――下手をすると読むに耐えないくらいに――長くしてしまいます。軽妙さは間違いなく失われますね。で、えっと、――何の話が肝心なんだっけ? そうそう、まあ当人の視点で当人の…

第一に、

〈内面〉を描写するのに一人称で書いた場合、下手すると〈全部〉書かなきゃいけないからです。いかに紙上のキャラとはいえ、ひとりの人生を筆一本に閉じ込めるのは簡単なことではありません。多少うまく書いたところで、凡手では鬱陶しく、くどくなるか、あ…

視点について

というわけで反省文の続きなんですが、ちなみに『涼宮ハルヒ』については、スニーカー大賞に選出された際の選評に「一人称視点だけど最後まで読ませる」というのがあって、ああそうか、ライトノベルやジュニアノベルって、基本的に非一人称が多いのか、と考…

今日の感想『一年生の秘密と決意』

月花さん、サイト『月花話房』 http://tenga20.hp.infoseek.co.jp/tukihana/home.htm リンクフリーとのことですので引用させていただきます。〈原則〉祐巳視点によるコメディ。一年生の恐るべき〈秘密〉――由乃が受けたのは手術は手術でも〈改造手術〉、志摩…

感想――『一年生の秘密と決意』、および反省文残余

そうそう、新作冒頭の『They are caught twice in the same snare』っていうのは『キツネは同じ罠に二度引っ掛からない(柳の下にいつも泥鰌はいない)』のもじりです。――あんまり意味ないわね、今になって思うと。ウザイので、あとで削ります。冒頭からまた…